
投稿者: TRM管理者
10月26日開催:柏崎刈羽原子力発電所視察のご報告
10/26 柏崎刈羽原子力発電所を視察してきました!!



柏崎刈羽原子力発電所は、新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがって位置し敷地面積は約420万㎡(柏崎市:約310万㎡、刈羽村:約110万㎡)となっています。合計7つの発電設備があり、総出力は821万2千kWです。
【柏崎刈羽原子力発電所の立地の経緯】
柏崎刈羽原子力発電所は、昭和44年、柏崎市と刈羽村から原子力発電所建設の地元誘致をいただき、地域の皆さまのご理解・ご協力のもとで発電所の建設計画が進められました。
柏崎刈羽原子力発電所は、新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがって立地をさせていただいており、柏崎市側に1~4号機、刈羽村側に5~7号機、合計7つの発電設備が設置されています。
その歴史は昭和40年代までさかのぼります。発電所が作られる以前は、この場所は広大な砂丘地でした。米国の有人宇宙船アポロ11号が人類初の月面着陸に成功した昭和44年、柏崎市と刈羽村から原子力発電所建設の地元誘致をいただき、地域の皆さまのご理解・ご協力のもとで発電所の建設
計画を進めてまいりました。
昭和53年に1号機の建設工事が開始され、上越新幹線が開通した昭和60年に1号機の営業運転を開始しました。その後、5号機、2号機、3号機、4号機、6号機と続き、平成9年に7号機が営業運転を開始し完成しました。




オペレーティングフロアは、原子炉建屋の最上階に位置し、ここで定期検査時には燃料交換作業などが行われます。

原子炉の圧力が高くなった場合、圧力を逃がし、原子炉が壊れないようにするための安全弁です。
逃がし安全弁は格納容器内の主蒸気配管に取り付けられ、蒸気は排気管よりサプレッションプール水中に放出し、原子炉圧力が高くなると自動的に開放します。

タービン発電機は、一本の軸に高圧と低圧が繋がっており、手前に見えるのが高圧タービンです。再稼働に向け定期的にタービンを稼働しています。

【サービスホール】
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
サービスホールは柏崎刈羽原子力発電所を身近に感じられる施設となっております。新潟県へお越しの際はぜひお立ち寄りください。
令和5年度施設見学研修会のご報告

2023年9月1日
福島第一原子力発電所を視察しました
千葉県電気協会では、会員14名を廃炉資料館および福島第一原子力発電所構
内へご案内いたしました。
廃炉作業の進捗状況やALPS処理水の海洋放出など、実際に目で見て確かめ
ることができました。
~ 廃炉資料館 ~


廃炉資料館は、福島第二原子力発電所のPR施設「エネルギー館」を改装した施設です。
当館は原子力事故の事実と廃炉事業の現状等をご確認いただける場として、福島復興への取り組みや原子力や放射線等の情報を閲覧できるスペース、原子力事故を振り返りその反省と教訓をお伝えするゾーン、廃炉事業の全容と最新の現場の状況をお伝えするゾーンなどで構成されています。
福島第一原子力発電所へ移動
廃炉資料館から福島第一原子力発電所までは、バスで約20分。
車窓からは、震災当時のままの建物(左側写真)や放射性廃棄物の中間貯蔵仮置き場(右側写真)などが見えます。

震災当時のままの建物
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中間貯蔵仮置き場
~ 福島第一原子力発電所構内 ~

約40社の協力企業が日々、
廃炉に向けて作業を行っています
初期型のタンクから最新のタンクまで多数のタンクが立ち並びます

溶接型タンク

フランジ型タンク

タンク保管エリア
1号機建屋は燃料取り出しに向け、ダストの飛散防止のために建屋をすっぽり覆う大型カバーを設置する予定です。
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1号機建屋

2号機建屋
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3号機建屋

労働環境は大幅に改善され、約96%のエリアで防護服は不要ですが、放射性物質付着防止のためマスクと長袖着用は必須です。
ベストは首から下げている線量計を固定するために着用しています。

~ 参加者からの声 ~
- 福島第一原子力発電所の視察については、ただただ茫然と現場を見る事しか出来ず、事故現場を目の前にして「声が出ない」とはこう言う事かと改めて認識致しました。
- 未だに放射線の放出が続く今この瞬間も、廃炉作業は続いていると言う現実を叩きつけられた思いです。
- 原発周辺にある帰還困難地域が事故後の当時のままの状況である事に衝撃を受けました。
- マスコミを通じて世間一般に報道されている事と現実とでは何かが違う「違和感」を強く感じました。やはり百聞は一見に如かずと言う事なのでしょう。
- この原発事故は「天災」や「想定外」という言葉で片付けてはいけない事ではありますが、現地で丁寧な対応を頂いた東京電力の社員の方々が事あるごとに「私共が事故を起こして大変申し訳ありませんでした」と謝罪される姿には少なからず同情の念を禁じえません。
- 起きてしまった事故の反省と教訓を基に、高い透明性を持って正確な情報発信をしていく事で処理水の放出や廃炉作業に対する国内外の理解と協力を得られるものと信じております。
【会員様向け】令和4年度 定時総会が開催されました
2022年6月30日、3年ぶりとなる参集しての定時総会を開催いたしました。

日時:2022年6月30日(木)13時30分~14時30分
場所:三井ガーデンホテル千葉 3階「平安」
開催されました「定時総会」では、出席者の皆さまからのご賛同を得て、すべての議案が承認されました。
◆2022年度 定時総会資料はこちらからダウンロードください
>>令和4年度定時総会資料.pdf
定時総会終了後、講演会を開催いたしました。

日時:2022年6月30日(木)14時40分~16時10分
会場:定時総会会場に同じ(定時総会後に開催)
<第一部> 「ビジネスで役立つウソの見抜き方」
~お客様や部下のホンネの出し方も学べます~
講師:一般社団法人 日本刑事技術協会
代表理事 森 透匡
講演会終了後、懇親会を開催しました。
日時:同上 16時20分~18時00分
会場:同上
(新型コロナウイルス感染症予防対策として立食形式ではなく、固定席での開催となりました。)